お中華製超音波スケーラー

      2017/03/24

これはオクで3万円代で売っているものですが、
買わない方がいいですw

というのは当初から出力の調整ができないので、
どうにかして欲しい、と歯科衛生士からクレームが出ていたのです。
そんなバカな。。と思っていたのですが、

使って1ヶ月もしないうちに水が出ない、、ということで、
修理も面倒なので、(並行輸入品なのでクレームの持って行き様がない)放置していたのですが、

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時間ができたので、修理できるかもしれないと思って開けてみました。

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どうやら注水の電磁弁が故障しているようなので、
これをパスしてみると水が出ました。
たぶんこの電磁弁はボトルの水位よりスケーラーハンドピースの方が低いと水が流れ出てしまうのを防ぐ為のもののようですが、
無くても水は流れ出ません。
ロータリーポンプのローラーがキツ過ぎて水は流れないのでしょうw

二重の意味で意味不明です。

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ま、それはどうでもいいとして、
ほんとうに出力の調整ができないのか?と思って、
出力端をオシロで見てみました。

確かにどのモードでも、出力コントロールでも同じ波形ですw
波形どころか、振幅もデューティー比も変わりません。
31.1KHz、400Vp-pで何の調整も利きません。
常に最大出力なのでしょう。

これが仕様なのか?、故障なのか?
はたまた嫌がらせなのか?
・・
お中華クオリティと言えばそれまでですが、
なんとも意味不明です。

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ご大層な多層基板ですが、
どういう意味があるんでしょうかね?
モードや出力のコントロール表示のLEDは変わるが、
出力は最大のまま。。w

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気を取り直して、
表面実装部品も多層基板も小さ過ぎてパターンを追えませんので、

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大きな部品だけ調べてみました。
IRF630NというPower MOS-FETが2個と5Wクラスのソース抵抗、高周波トランスが見えます。

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これだけ判れば、回路図はこんなものだろうか?と憶測で描けます。
じつはトランスの1次側の端子は4つあるのですが、
端子間の直流抵抗値が小さ過ぎて手元のデジタルテスターでは測れず、
機能の同定ができませんでした。

でも、まあ、真空管の差動プッシュプルと同じでしょうね?、たぶん。。

入力はVgs:10Vo-p、Vd:30Vdcに50Vp-pが重層しています。

IRF630Nのゲートをカットして、その間に10kΩ程度の2連VRを挿入すれば、
出力は絞れる。。だろう、ということで、部品を発注します。

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部品が届くまで、作業台の上でこのまま。

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 - ドクターのつれづれ。