昔の屋根の構造は

      2017/03/20

どうなっていたか?ということをH田大工さんに訊いてみたことがあって、
私が大工の修行を始めた頃にはもう少なくなっていたけれど。。という話しでしたが、

垂木の上に幅3寸5分(大工さんはmmとか言われてもピンとこない)程の野地板を打ち付け、
杉の樹皮を敷き詰め、桟木で留める。
その上に藁を切り混ぜた赤土を塗り、
その上に瓦を葺いた。
その瓦は、重なりの部分(名称は失念した)は現在のものよりも多く取ってあり(瓦の長さの半分程、最近の瓦はほとんど取られていない、下の画像参照)、
雨漏りはし難いが重たかった。

今の屋根の構造は、
垂木の上に野地板として9〜12mm厚の構造用合板を打ち付け、
その上に防水のためのルーフィングと呼ばれるアスファルト系の防水シートをタッカーで固定する。釘穴が空いても特に夏場は熱で柔らかくなりすぐ埋まる。
桟木をとりつけ、
瓦を葺く。
瓦は飾り、とまでは言わないが、
雨漏りに関してはルーフィングが重要な役割を担っている。

偶然だけれど、お隣の屋根が雨漏りしたとかで部分的に修理をしていたので、
写真を撮らさせていただいた。

これは1968年頃の写真で右端の屋根がそれで、

http://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/200706240001/

この時よりさらに10年以上前の築なので、
今では築60年ということになる。
この辺りでは一番古い家だ。

img95a6ee0ezik1zj.jpg

建築当時の屋根瓦はセメント瓦だったと記憶しているので、
現在のものはその後葺き替えたものだと思う。
杉皮+赤土防水の上に重なりの少ない最近の瓦で吹き替えると雨漏りのリスクが高まることが想像できる。

IMG_0540.JPG

やはり赤土が見える。
下の方はすでに防水シートが貼られているようだ。

IMG_0539.JPG

拡大しても杉皮は見えない。

IMG_0538.JPG

 - ソーラーハウス, ドクターのつれづれ。