MJ2月号 HiFi追求リスニングルームの夢 No.579 (6)

      2017/02/05

「ローディーHS-400を徹底的に使いこなす」というタイトルでカラーページに栗山さんの記事が出ています。

僕のハンドル名「mabo400」もHS-400にちなんでいまして、
HS-400とは1976年の発売以来41年も共に過ごしていますが、
なかなか使いこなせるところまで行っているか、怪しい状況です。
まだまだ精進が足りないといったところでしょうか。。

世界中探してみても、HS-400を超えるスピーカはその後出ていません。
なんとも情けない状況が41年も続いているという奇跡のスピーカですが、
なぜだか一般には知られていません。

HS-400を使いこなす必要条件として、
無限大バッフル化というのがあって、
これが実現できていない状況で、音を聴いてみても正当な評価はできません。

無限大バッフル化して聴いてみると、あっと驚きます。

IMG_5537.JPG

開発者の河村先生から詳しい解説がありましたので、
ここに追加しておきます。

横からしゃしゃり出て申し訳ありませんが、一言申し添えます。HS-400開発者の河村です。
院長先生御紹介の通り、HS-400は特異なスピーカで、古今東西類似品の無い製品ですが、私から言わせれば、極当たり前のスピーカです。即ち、スピーカ・ユニットは、円錐形振動板の根元を駆動しますが、固有の音色を持ち始める基本共振周波数以下だけしか用いないのが特徴です。他の総てのスピーカは整合共振と称するか否かは別にして、二次共振、三次共振域まで利用して帯域を広げています。当然、様々な固有の音色を持ちます。ビクターなどはウッドコーンと称して木の音色を売り物にしています。HS-400だけが固有の音色を持ちません。
又、音作りと称して、市販のソースを数多く聞いて、開発陣が良いと思える音になる様に、ネットワークをいじくります。HS-400は、理論に忠実なネットワークだけを用い、音作りを一切しません。その為、全く癖の無い測定用マイクを上手に用いた録音なら、これなるかなと膝を打つ位の、原音そっくりの快録音が得られますが、市販の、定評ある、残念ながら個性の強いマイクを用いた商業録音は聞くに堪えない音になる事が多く、困っています。これが固有の音色を持たないスピーカの出現を阻んでいる原因です。HS-400が異端となってしまう原因です。しかし、出来るだけ原音に近い音を出すスピーカも必要だと思って世に出しましたが、受け入れてくださったのは院長先生他少数でした。幸い人間の聴覚の限界まで再生するHS-10000も音作りはしていませんが、低音が出る所為か好評でしたが値段が高く数は5セット限りでした。
理論通りのネットワークと言っても、スピーカは純抵抗ではないので、f0やインダクタンスについては、定抵抗化回路を用いて純抵抗に近づけています。 (2017/01/17 10:13:38 AM)
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Re:MJ2月号 HiFi追求リスニングルームの夢 No.579(01/16) 渡嘉敷 さん
こんにちは、mabo400さん。MJは去年から買わなくなっていました。同じような記事ばかりで、つまらないなーと思っていました。
2月号に栗山さんが出ているのですか。栗山さん、頑張っているのですね。
この記事でHS-400が注目されるかもしれませんね。 (2017/01/17 12:17:52 PM)
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Re:MJ2月号 HiFi追求リスニングルームの夢 No.579(01/16) kmsirjp さん
追伸です。無限大バフルについても、長方形のキャビネットなら、音波は長方形のキャビネットの横から後ろに回り込んで、それ独特の回折効果による音色を生じるのは当然で、音が回り込まない様にするには、例え、大変でも、平面バフル化するしかありません。立体的な音場をネットワークで補整出来ません。低音不足を補おうとバスレフなどを採用すれば、原音に無い過渡音が付加されるだけです。 (2017/01/17 01:09:07 PM)

補足です。ピストン振動帯域だけを使用するとなると、帯域が制限されてユニット数が2倍にも3倍にもなって商業的に成り立ちません。その為にHS-400で採った方策は、振動板の材質を紙では無く、音速が紙の2倍であるアルミおよびチタンにする事でした。これで合計2オクターブ稼ぎました。2,600Hzの20dBに及ぶピークはピークコントロールして抑え、1,100Hzまでの使用に留めました。30kHzのピークは可聴周波数帯域外なので、そのままとしました。
低域への拡張は、ギャザード・エッジとギャザード・スパイダの採用により広げました。これらは、エッジ共振とスパイダ共振を抑えながらコンプライアンスを大きくして低域を拡張する事が出来ます。これらは特許が切れても他社では採用していません。クラリオンではダブル・ギャザード・エッジがありますが、これは折角、自由度を減らしてエッジ共振を抑えたのに、ダブルにする事によって自由度を増し、エッジ共振を復活させたもので、似て非なるものです。 (2017/01/17 01:41:56 PM)

 - オーディオ, ドクターのつれづれ。