70年代シリーズ7 (2)

      2017/03/24

僕は高校生の頃からオーディオが趣味で
僕の技術的なバックボーンになっているのです。
自作派だったのですが、
今では中古品や廃棄品をもらい集めて聴いています(^-^)v

表題画像を見るとまるで70年代の高級オーディオ製品で飾られた
どこぞのお金持ちのリスニング・ルームの写真かと
思う人もいらっしゃるかもしれません。
当時は高値の花だった製品で
僕は聴いたことはもちろん、
雑誌の記事の写真でしか見た事がなかったのですが、
今では単なる中古品、粗大ゴミ扱いだったりします。
愛用していた人が亡くなったら、
家族にとっては粗大ゴミでしかないですよね。。
捨てるのは忍びないので、
使っていただけるのなら、ただでいいから引き取っていただけないか?
そういうお話でした。

デジタル録音機とCDプレーヤー以外は70年代のもの、
日本のオーディオが最盛期で人もお金も充分に投入できたころの機器です。
74年製YAMAHA B-1、75年製YAMAHA C-1、76年製HITACHI HS-400、
77年製YAMAHA B-3、79年製HITACHI HS-5000、
当時はレコードの音質の限界からそれほど評価はされませんでしたが、
現代のデジタル録音機で録音再生すると、
当時の技術がどれほど高かったか思い知らされます。

これらの機器を開発した方々は今でも現役です。
YAMAHAのB-1、B-3の回路設計をされた横山健司氏は
2009年製デジタル・ドメイン社のB-1aを新規に設計されています。
(借り物ですが、プリンターの左隣のアンプ)

これらにはSIT(静電誘導型トランジスター)という
これも日本の半導体界では有名な元東北大学総長西澤潤一先生の発明になるトランジスターが使用されています。

スピーカーはここにも時々コメントを寄せていただいている
河村信一郎氏の設計になるもの。

これらが世に出て30年以上経過していますが、
未だにこれ以上のものは出ていません。
壊れたらお終い、交換部品はもちろん、修理できる技術もほぼ失われました。
せいぜい復刻できれば人類にとって幸せというものでしょう。

もうこれ以上新しいものは要らないのかもしれませんね。
資源とエネルギーの無駄というものかもしれません。

本当に必要だから新しいものを作るのではなくて、
ほとんどの新製品開発は利払いのための経済成長神話という
脅迫観念に囚われているだけ、なのではないでしょうか?

今回の金融恐慌騒ぎでよく判ったはずです。

そうではないものもあると信じたいものではありますが。。

 - ドクターのつれづれ。