デフレ (4)

      2017/02/26

このところのデフレで賃金も下がる一方、、

(厚生労働省:国民生活基礎調査、世帯年収の中央値と平均値)
H.20年(2008)は中央値が448万円、平均値は556万2000円
H.16年(2004)は中央値が476万円、平均値は579万7000円
H.12年(2000)は中央値が506万円、平均値は626万円
H.08年(1996)は中央値が550万円、平均値は659万円
12年間で全年代世帯年収(当然共働きも含めた)の中央値が550万円から448万円まで、右肩下がりで約20%(100万円分)下がっている。

世の中お金が回っていないことは肌身で感じますね。。

原因は公共事業、社会保障費の無理やり大幅カット、税金は取れるだけ搾り取る、
これだけやればデフレは当然ですが、

意外と知られていませんが、
もっと大きい原因があるのです。

それは為替相場という博打にしか過ぎない通貨の交換レートにより、
各国間の貿易決済が行われていることによるのです。

http://www.hma-art.jp/cgi-bin/ezbbs_k.cgi

日本人1人当たりのGDPは世界ランキング23位でしかないのに、
日本円はほとんど全ての通貨に対して不当に高い。
ドルに対しても円は30%は高く、
アメリカに住んでいるおばちゃんはたまに日本に帰ってくると、
日本の物価は高い高い、アメリカに帰りたい、、といいます。

日本円が不当に高く祭り上げられていて、
海外に行くと円の価値が10倍も20倍も高くて、
ものすごく得をした気分になるのですが、

気のせいです。

というか、日本円を握りしめて海外に行った人だけが得をするだけです。

中国人が一か八か日本に出稼ぎに来て、苦労して300万円稼いで国に帰るとその価値は15倍、
すなわち4500万円の価値となって、お店を開業して成功できた。。
こういう話はいくらでも聞きます。

ところが、貿易決済では円高だと輸入の時は良いのだが、
輸出の時は大損なのです。

考えてみてください。
以前は1$は360円固定でした、変動相場制に移行して
プラザ合意」直前で240円、直後で150円、
今でも円は上がり続けて94円、

つまり、1$の価値の物を輸出しても以前は360円もらえたものが94円しかもらえない、、

思いっきり騙されているのです

輸入の時も実はよくない、
中国で生産した方が10倍以上安い、韓国で生産した方が3倍も安いとなれば、
日本国内から工場が無くなります。

輸入した方が安いのですから、当然です。

もちろん国内の仕事は無くなります、
仕事はないので、給料が安くなるのは当たり前。
残るのは3Kの仕事ばかり、で、3K移民1000万人、ですか?

百円ショップでうれしそうに買い物をしている場合じゃないのです。

なんで、貿易決済を為替相場という誰が決めているのかはっきりしない博打相場でしないといけないの??

購買力平価」で貿易決済をするのがもっともフェアです。

考え時です

このままでは日本経済は崩壊してしまうか、いっそ鎖国するしかありません。

政治家は無能ですから、今の事態に気づきもしませんが、
打つ手はいくらでもあります。

日本は独立国ですから、
為替自主権も関税自主権も通貨発行権もあります、
購買力平価による貿易決済に国際間の合意が得られないというのであれば、

国民から集めた消費税を輸出企業にそのまま補てんするんじゃなくて、
為替相場で目減りした分は政府が通貨発行して補てんすればいい。
それだけのことです。

あ、日本は独立国じゃなかった?

 - ドクターのつれづれ。, マネー