歯科医院長mabo400のブログ

I歯科医院の高楊枝通信。

公式為替レートの怪:河村信一郎

2017/02/26
 
この記事を書いている人 - WRITER -

河村です。

この前は、円と元との公式為替レートが間違ってい
る論を、中国のGNIを例に展開しましたが、円とドル
についても、追加しました。

International Financial Statisticsによれば、
中国のGNI(国民総所得)は
1978年 1995年
362.4十億元 5,752.7十億元

で、1978年比15.87倍です。

上記の数値を公式為替レートで換算した中国のGNIは、
1978年 1995年
45,298十億円 64,791十億円

で、1978年比1.430倍となります。

以上で判る通り、中国のGNIの倍率が元では15.87
倍なのに、公式為替レートで円に換算した値では
1.430倍であり、誤差が1,109.8%にもなります。よっ
て、換算値は誤りであり、元での倍率とは、全然、
掛け離れています。公式為替レートを換算に使うべ
きでないのは明らかです。

円と元との公式為替レートだけでなく、すべての
公式為替レートが駄目です。大蔵省貿易統計によれ
ば、
1985年の日本の輸出額419,557億円
1995年の日本の輸出額415,309億円
で、対’85年比0.989875倍であり、
同上のドル換算値は
175,638百万ドル
442,937百万ドル
で、対’85年比は2.52187倍です。
ここでも、倍率の誤差は254.767%とひどいです。
逆に、
1985年の日本の輸入額129,539百万ドル
1995年の日本の輸入額336,094百万ドル
で、対’85年比は2.59454倍であり、
同上円換算値は
310,849億円
315,488億円
で、対’85年比1.01492倍であり、
倍率の誤差は0.391175倍と、やはり、ひどいもの
です。

従って、公式為替レートと言えども、必ずしも、
正確ではなく、寧ろ、無茶苦茶で、公式為替レート
による換算値は、彼我の比較には使えません。
従って、公式為替レートで換算した日本の賃金が
中国のそれより高いのも、公式為替レートがおかし
いからであると、断じた上で、我国にとって、不利
、且つ、不公平である公式為替レートを正すべきで
す。

仕事が他国に流れるのは、生活水準によるのでな
く、雇った従業員の作業能力と賃金であって、同じ
作業能力で有れば、生活水準を問わず、必然的に、
賃金の安い方に仕事が流れます。雇用を公平に保つ
には、生活水準を問うべきではなく、賃金を等しく
する為替レートで、賃金を等しくしなければ、二国
乃至は多国間の公平は保つ事は出来ません。

嘗てアメリカは、賃金を等しくする為替レートを
実施せず、日本人は兎小屋に住んで云々と内政干渉
をしましたが、筋違いのお節介である訳です。毛唐
も、お頭がよいとは思えません。

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。

Copyright© I歯科医院の高楊枝通信。 , 2010 All Rights Reserved.