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V-FET(バーティカル・エフ・イー・ティー)をめぐる陰謀? (27)

2017/02/26
 
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V-FETの1975年当時のものが今でも限定販売で入手できるんですが、
これが絶滅してしまったきっかけになったちょっとした事件があったのです。

日本の半導体の権威、東北大名誉教授、現首都大学東京西澤潤一教授の発明になるV-FETは
高圧、大電流を扱うことのできる新幹線の基幹部品であり、
もしこれがなければ新幹線は1964年の開業に間に合わなかっただろうと言われています。
インターネットの光通信には欠かせないものとなっているレーザー・ダイオード光送受信システムも
西澤教授の発明品だということもあまり知られていませんね。
その他多くの半導体に関する基礎的なアイディアの多くが西澤教授の発明だということを知ると
改めて西澤教授はほんものの天才だということが分かります。

ノーベル賞など軽いはずなのだが、どうして無名なのだろう。。
と考えていましたが、思い当たることがありました。

1975~76年頃、オーディオ用V-FETはYAMAHA 、SONY、NEC、日立等で開発され、
ブレーク寸前までいきましたが、
成田某という、どこの馬の骨ともしれないデマゴーグが突然現れ、
当時数社あったオーディオ技術系各誌にV-FETはだめだ、という明らかに出鱈目な記事を寄稿し、
オーディオ界を混乱させて、消えました。

今から考えると、なんであんな出鱈目な記事が各誌に載ったのか不思議です。
政治的な圧力があったとしか考えられません。

この事件後、オーディオの衰退期と重なりV-FETは主役になり得ずに、
デジタル・ドメイン社のB-1aを残して消えてしまいましたが、

はっきり言って、音はいいです。

その高速・高圧・大電流特性はオーディオ用というよりはむしろ、
発電所レベルの直流/交流、あるいは直流/直流コンバータの低損失基幹部品としてこれを凌駕するものはないことを考え合わせると、
V-FETが世界標準になると困る勢力があるということは、充分考えられます。

35年前の成田某がいわゆる工作員と呼ばれる人物だったのか?
当時の対談記事でも、明らかに理論的ではない言説を弄していました。
今からでも読み返すと、愕然としますよ。。語り口がまるで詐欺師ですから。

余談ですが、
デジタル・ドメイン社の試聴室でB-1aを聴かせてもらった時に
会社の人が「先日西澤先生がここに来られて、その椅子に座られて音を聴いていかれました。。
物腰の柔らかい、丁寧な感じのふつうのおじいさん(?)でしたよ。。」

同じ椅子に座れて光栄です!

*当時のMJ誌の関連記事が出ている各号は、、
1975 3月号 p.98~104
1975 6月号 p.129~143
1975 7月号 p.125~136

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