ジェネリック医薬品(セカンドソース品)は、

不純物が多い、とかいう話題がiChatをしていると出ました。
で、医薬品などを製造する場合、
工場での量産と実験室レベルでの製造(ちょっぴ)では
どちらが不純物が少ないでしょうか?
という問題が出ましたが、
僕は実験室レベルの方が不純物が多い。。と答えました。
・・間違いだそうです。
実験室で手間暇かけて作った方が不純物は少ないそうです。
量産は不純物が少ないというより、
製造コストをどれだけ下げられるか、ということに注力するそうです。
でも・・実験室レベルで。。と言われたとき、
つい、昔々学生の頃、生化学教室に出入りしていた頃を思い出しました。
生化学というのは生体内で起こっている化学反応を研究する学問ですが、
講師の先生が「ペルオキシダーゼ」を作ってくれない?
買うと高いのよ。。実習の単位あげるからさ。。
1ccくらいの容器に入っているもので、当時6万円!
1ヵ月暮せるかもな~
作ると言っても、合成ではない。
ホースラディッシュ(西洋わさび)の根から精製するのです。
ここに精製方法の資料があるから、英文だけど読んで作って。
というわけで材料をすりおろし、温度、pHを管理しながら、
遠心分離、上澄みを取る、を繰り返し。。
できた!
で、試薬を使って純度を調べる。
純度は悪い、不純物だらけ、実用にならない、
完全に失敗!
そういう苦い思い出が頭を占領してしまいました。
で、実験室レベルの製造の方が不純物は多い^^
痛い経験でした。。
単位はもらいましたけどね。