モバイル型ソーラー発電システムその6

      2017/03/21

前回は一番重要なPVモジュール(太陽電池)を入手しました。
大切に使えば数十年もつでしょう。

今日はG&YuBATTERYのEB100という鉛バッテリーを入手しました。
バッテリーというのは電気を蓄えるものなのですが、
単なる容器ではなくて、その挙動は複雑です。
なんというか、バッテリーは生き物です。
いたわりながら使わないと、
寿命が短くなってしまいます。
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これは深放電に強いディープサイクル型と呼ばれる電極がしっかりと作られたバッテリーです。
一般的な自動車用とは違い、50%位の深放電でも上がったりはしません。
別にこれでなくてはいけないということもないのですが、
タフなバッテリーです。フォークリフトやゴルフ場の電動カートなどに使われているそうです。
鉛の塊で33.5kgもあるので、ぎっくり腰に注意してください。
また丁寧に取り扱ってください。落とすと電極が外れたりして永久破損してしまいます。
定価は60000円とかですが、最安で30000円ちょっとのようです。

このバッテリーの容量は100Ah(アンペア・アワー)@5時間率で、
5時間程の比較的急速な放電でも容量はけっこう多いよ、というニュアンスで、
例えば20Aを5時間流せる(20×5=100Ah)という意味です。

もちろん少ない電流ならもっと長持ちします。
10Aなら10時間(10×10=100Ah)ですが、実際はもっと長時間流せるでしょう。
1Aなら100時間(1×100=100Ah)以上でしょう。

バッテリーを選ぶにあたっては、
まず、大きめの方が余裕があってよい、
と言うのは事実です。

目安としては、太陽電池(PV)の動作電流でバッテリーが過充電にならないことは押さえておかなくてはいけません。
このバッテリーは充電電流というのが20A以下となっていますので、
PVの動作電流もそれ以下でないと過充電で爆発するかもしれません。
ちなみに今回のPVの最大動作電流は7Aほどですので、問題なしです。

また、前の晩に使った電力を次ぎの日に充電できるか?というのもあります。
使用しているPVの能力では次の日が晴れでもバッテリーを満充電できないでは、
バッテリーの寿命が短くなりますし、
あまり大きすぎるのも無駄です。
まぁ、最低でも2~3日に一度は満充電してあげたいものです。

100Ahの半分50Ahを前の晩に使って、最大動作電流7AのPVで充電すると、
7h以上かかります。
次の日が7時間以上晴れる見込みが無い場合は、前の晩にはあまり使わない方がベターです。
目安としては日本の1日当たりの年間の日照時間は平均3時間という数字がありますので、
それで計算してみると、7A×3h=21Ah程度に前の晩の消費を抑えておけば
毎日満充電できてベターということです。。

けっこう面倒でしょ?
いつも消費電流を考えながら、使いすぎないように、
使い過ぎたら、今日はここまで、、と電気は消して寝るしかありません。

電気など湯水のように勝手に湧いて出てくるかのような錯覚状態の中で暮らしていると、
想像も付かないような事態に直面します。

いや~、、自然エネルギーで暮らすというのはこういう事なのか、、と、
本当に勉強になります。

自然エネルギーだけで、持続可能な生活をするとなると、
概ね今の1/10位のエネルギー消費量に抑える必要があります。
それが50年前ということなのです。
実はそれほどたいへんなことではない。。

150W級PVモジュール1枚に100Ahのバッテリー1台ということで運用してみます。
それぞれ2個直列につなぎ、24V系のシステムを構築します。
一般に電圧が高い方が効率は良くなります。
電圧が低いと電力が同じ場合、電流が多くなりますので、
電線が太くないと電線の抵抗成分で電力を消費してしまいます。
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 - エネルギー, ドクターのつれづれ。